ムラマサ! ~道端でちょっとめんどくさいイケメンを拾いました~

「ポンと背中を押してくれるのいいですよね。
 迷ってないで、その部屋、今すぐ借りるべきですっ、とか」

 ……引っ越すんですか? 堀宮さん。

「もう一回、ガチャを回すべきでしたとかっ」

 反省になってます。

「部屋より、恋愛のことの方がいいんじゃないか?

 そうだな。
 『今、迷っている、その人があなたの運命の人です』とか」

「……この手帳の占い、実はあなたが書いたのでは?」
と手帳を見ながらあやめが呟くと、村正は、

「なんだ、お前に運命の人が現れると書いてあるのか、俺か」
と流れるように迷いなく言ってくる。

 どんな自信だ……。