「やだーっ。 なにそれっ、運命の出会いっ?」 お昼休み、星子たちが筒井の話を聞いて騒ぎ出す。 「だって、手帳の占いに、運命の出会いがあるって書いてあったんでしょっ?」 「……なにかのおまけにもらったような手帳の占いに、どんだけの効力があると思ってんだよ、お前らは」 と小林は機嫌が悪い。 「その人、廊下ですれ違いましたっ。 なんかこう、美しい顔の人ですよね。 私は村正さんより好みかなあ」 美都の言葉に、 いや、何故、村正さん基準……と思いながら、あやめは膝の上であの手帳を広げてみる。