眠れないあやめは、のそのそ起き出し、キッチンに行った。 枕元にドリンクやお菓子などは用意してあったのだが。 少し歩きたかったのだ。 キッチンには、夜中にお腹が空いたときのために、ユキコたちがいろいろと用意してくれている。 冷蔵庫に市販のピザもあった。 薄くて、そんなに量のないピザをチンしようとしたとき、誰かが歩いてくる音がした。 ユキコさんかな? こんな時間に起きてくるかな? 離れでお休みになってるはずだけど、と思ったら、村正だった。 珈琲カップを手に立っている。