そのあと、ユキコがYUKIKO印のポップコーンを持ってきた。
「いやあ、これは素晴らしいっ。
あやめは幸せ者だな。
このような方にお世話していただけてっ」
まあ、とユキコが頬を赤らめる。
我が子のように見守ってきた村正に褒められるのと、赤の他人のイケメンに褒められるのとでは、全然違うようだった。
栄一郎は酒を持ってきてくれた他のメイドさんたちも褒めまくり、あやめは、しばらく、
「お兄様は、次、いつ、いらっしゃるんですか?」
とみんなに訊かれまくった。
まあ、あれ、全部本気だからなあ。
決してお世辞で言っているわけではないのが、メイドさんたちにも伝わるのだろう。



