ムラマサ! ~道端でちょっとめんどくさいイケメンを拾いました~

「いや~、あやめは小さい頃から全然変わってなくてねー。
 昔からこのままだったよー」
と栄一郎が余計なことを語り出す。

「変なところで几帳面なのに。
 興味のないところでは雑、というか。

 古民家を再生させたりするわりには、他の家事はしないし。
 料理もあんまりしなくてね。

 でも、小学生のとき、あやめが私のために、ハンバーグを作ってくれたんですよ。

 私がニンジンが食べられなくて、親に叱られてたから。

『おにーちゃん、ニンジンをめった切りにして、入れてあげるね』って。

 みじん切りだぞ、あやめ……、と思いながらも、そんな妹が可愛くて、うんうん、ありがとうな、と言って、感謝しましたね」

 そんな話で盛り上がった(?)あと、村正の家に栄一郎も来ることになった。