「まだいらっしゃったんですね」
「俺は、お前のためのAI音声認識サービスだからな。
さあ、なにか困ったことはないか? 言え」
そんなことをいきなり、電話で言われて。
今、困っています。
「あの、ご飯とか食べられました?」
「昼に缶詰をもらって食べた。
ありがとう」
……冷蔵庫に、もうちょっとマシなものがあったろうに。
やはり、猫なのだろうか?
と目の前の棚にある猫缶を見ながら、あやめは思う。
「オートロックだから出かけられてもよかったんですよ」
「オートロックだから出られなかったんだ」
帰ってこられなくなるだろ、と村正は言う。
「俺は、お前のためのAI音声認識サービスだからな。
さあ、なにか困ったことはないか? 言え」
そんなことをいきなり、電話で言われて。
今、困っています。
「あの、ご飯とか食べられました?」
「昼に缶詰をもらって食べた。
ありがとう」
……冷蔵庫に、もうちょっとマシなものがあったろうに。
やはり、猫なのだろうか?
と目の前の棚にある猫缶を見ながら、あやめは思う。
「オートロックだから出かけられてもよかったんですよ」
「オートロックだから出られなかったんだ」
帰ってこられなくなるだろ、と村正は言う。



