ムラマサ! ~道端でちょっとめんどくさいイケメンを拾いました~

「なんだ、その雑な問いかけ」

 難しすぎだろ、と言いながら村正が中に入ったので、あやめもついて入る。

「夜中、お腹空いたときとか、口笛を吹いたら、ムラマサから、それがスパンッと飛んで出て来たら、便利だと思いませんかっ?」
と言う小林に、

 ……いつの間にやら、口笛を吹くのが、ムラマサでなく、人間の方になっている、とあやめは思う。

「それはお前、AI音声認識サービスじゃなくて、未来のネコ型ロボットの道具とかでは……」

 そう言いながら、ラグの上に座る村正の横に座りながらあやめは言った。

「スパンッと飛び出てくるといったら、ワンプレートですかね」

「なに真剣に考えてんだ、お前は」
と言いながらも、村正は、あやめに問うてくる。

「お前の好きなワンプレートの料理は、なんだ?」