「うちの家、むかし、ファミマだったんですよね」 グラスを手に、あやめはそう呟いた。 「結構ファミマな家あるんですよ。 友だちの家もそうでした」 「おい、こいつ酔ってんのか?」 すっかり宴会場と化したあやめの部屋で村正が言う。 だが、そこで、あっ、と星子も声を上げた。 「私の友だちの家もファミマだったわ、そういえばっ」 「俺は異世界に迷い込んだのか? みんな、なにを言ってるんだ?」 と言う村正に、 「村正さん、この家はファミマじゃないです」 とあやめは言う。 脇田が笑った。