ムラマサ! ~道端でちょっとめんどくさいイケメンを拾いました~

 


「……堀宮がいないと寝室に二人きりか。
 さすがに緊張するな」
と呟きながら、村正はあやめを抱いたまま階段を上がる。

 いや、同じ部屋に寝なければいいのでは?

 この人も酔っているのだろうか……?

 村正は例の寝室の扉をなんとか開けると、あやめをベッドに寝かせる。

「……このままじゃ風邪ひくな」

 そうですね。
 でも、身体が動くようになったら、自分でなんとかしますよ。

 ありがとうございます、と思いながら、半分寝ていると、村正はあやめをぐいぐいと布団の中に突っ込んだ。