ムラマサ! ~道端でちょっとめんどくさいイケメンを拾いました~

「堀宮、ヤンキーにオラオラとか言われたことあるのか」

「ありますよー。
 でも、のしいかでのしてやりました。

 駄菓子屋の側だったので」
と言って、ゲラゲラ堀宮は笑う。

「……お前、酔ってないように見えて、酔ってるだろ」

 酔っていると思いますね、その人……。

「しょうがないなー。
 もう寝ろ」

「嫌です。
 寝たあと、また、あやめ様のつまらない話が炸裂したら嫌なんで」

「つまらない話なら聞かなくていいだろう。
 お前、キャンプとか修学旅行のとき、このあと、楽しいことがあったらと思って眠れないタイプだな」

「そうですよー。
 この家は、毎日、修学旅行ですよ~」

 はいはい、と適当にあしらいながらも、人のいい村正は堀宮に肩を貸してやり、連れて行ったようだった。