村正はカウンターの方を黙って見ていたが、ぽつりと言った。
「仕事中とか……
無駄話嫌いなんだ。
時間の無駄だとか思うのに。
なんでだろうな。
お前の無駄話は嫌いじゃない」
そ、そうなんですか……。
「さっきのペンネームの話とか、頭に焼き付いて仕事の邪魔になると思うのに。
思い出しては、何故だか、微笑ましい気持ちになる。
語っているのがお前だからかな」
「……ありがとうございます。
でも、村正さんは、誰の話も微笑ましく聞いてそうですよ」
今日、一日一緒にいて思った。
ユキコさんの話も、ユキエさんの話も、お義父さんの話も。
例え、お小言でも。
ちゃんと最後まで聞いてそうだ。
「ん?」
と村正がスマホを見た。
「着信してたな」
「仕事中とか……
無駄話嫌いなんだ。
時間の無駄だとか思うのに。
なんでだろうな。
お前の無駄話は嫌いじゃない」
そ、そうなんですか……。
「さっきのペンネームの話とか、頭に焼き付いて仕事の邪魔になると思うのに。
思い出しては、何故だか、微笑ましい気持ちになる。
語っているのがお前だからかな」
「……ありがとうございます。
でも、村正さんは、誰の話も微笑ましく聞いてそうですよ」
今日、一日一緒にいて思った。
ユキコさんの話も、ユキエさんの話も、お義父さんの話も。
例え、お小言でも。
ちゃんと最後まで聞いてそうだ。
「ん?」
と村正がスマホを見た。
「着信してたな」



