ムラマサ! ~道端でちょっとめんどくさいイケメンを拾いました~

「付き合ってもない」

「付き合ってもない女性に付き合って監禁されないでください」

 堀宮の忠誠心が凄すぎて、話が上手く進まない。

「そうじゃないんだ。
 あやめは俺には興味がない。

 俺も……」

 あやめに興味はない、とは何故か口から出なかった。

「まあ、俺の周りにはいなかったタイプで新鮮ではあるな」

「どんな感じの人なんですか?」
と過保護で心配性な堀宮は身を乗り出し、追求してくる。

「……どんなって。
 ああ、昨日、いきなり、迫ってこられて」

「清楚系じゃなかったんですかっ?」

「いや、そういう迫り方じゃない」