【短】イケメンすぎる大罪人さんを匿っちゃいました…

…確か、告白のマニュアルもあったな。

まぁ、詩伊にそんなもの使うわけないが。


詩伊に伝える言葉は全部、俺の心に浮かんだもの。



左腕で詩伊を抱きしめたまま、俺は詩伊の熱い頬を撫でた。




「詩伊。…好きだ。俺のものになって欲しい」




目は口程に物を言うって言うなら、言葉じゃ伝えきれない想いを詩伊に伝えてくれ。

焦げ茶色の瞳に、俺の想いを分からせてやってくれ。


そうすれば詩伊は、丸い目を見開いて、真っ赤な顔を、さらに赤くして。

震える唇で、答えてくれるはずだから。




「は…はいっ…!」




…ほらな。


俺は気付けば、自分でも過去一番だと思うほど、晴れ晴れとした笑顔を浮かべていた。

詩伊と歩むこれからの人生は、きっと今までにはなかった、輝きと幸せが満ちているんだろう。




[終]