【短】イケメンすぎる大罪人さんを匿っちゃいました…

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閉塞感があるのだか、ないのだか分からない部屋。

壁の代わりに鉄の棒で遮られている、あの一面がなんともプレッシャーで…。

警察署ということも相まって、一挙手一投足を常に監視されているような気がしてくる。




「はぁ…」




押し出された溜息も、よく響いた。

…なんとも心細い。

ずっと1人だから寂しいし、これからどうなるんだろう、って怖いし…。


留置所に入れられただけでもこんな気持ちになるのに、刑務所に入ったら…。

弥斗さんが刑務所を嫌がるのも分かる。

それなのに、わたし、作戦失敗で弥斗さんをまた刑務所に戻してしまうことに…!




「あぁ…っ」




両手で顔を覆って、心の中で弥斗さんにごめんなさいをした。