【短】イケメンすぎる大罪人さんを匿っちゃいました…



「…それじゃ、ダメです。やっぱり、いつまでも隠れて、逃げたままなんて…!」


「詩伊?」




ダメだよ。

誰も、幸せになれない。

わたし、約束したもの。


弥斗さんを助けるって。

弥斗さんが普通の日常を送れるように、力を尽くすって!




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「…出頭(しゅっとう)、ということか?」




つり目のお巡りさんが、口の端をひくひくとさせる。

わたしと手を繋いで隣に立っているのは、ぐしゃぐしゃに乱れた銀髪に、マスクと、百均で買ったサングラスをつけた弥斗さん。

遠目にわたし達を(うかが)っているお巡りさんも沢山いる。




「はい!この通り行動を改めるので、弥斗さんのこと、許してください!」