「ま、どっちも捕まって二度と会えないように隔離されたがな。…ムショの中には兄貴分が沢山いた」
お母さんと、二度と会えないなんて…。
そのお別れが、10歳の頃だったなんて、どんなに辛いだろう…。
13歳だったわたしだって、胸が張り裂けるほど辛かったのに。
「ムショからは義務教育と更生カリキュラムを受けさせられたが…あんなのより、兄貴達の教えの方が面白かったな」
「お兄さん達の、教え?」
「…詩伊には聞かせられない、悪いこと。ま、実践的な地理とか、いざってときに隠れられる場所とか、女の扱いとか」
「!それで…」
住所を聞いて、わたしのお家まで来れたんだ。
…女性の扱いは、悪い知識だと思うけど。
むぅ、と膨れると、向かいの弥斗さんは笑って、「俺には全部必要な力だった」と言う。
お母さんと、二度と会えないなんて…。
そのお別れが、10歳の頃だったなんて、どんなに辛いだろう…。
13歳だったわたしだって、胸が張り裂けるほど辛かったのに。
「ムショからは義務教育と更生カリキュラムを受けさせられたが…あんなのより、兄貴達の教えの方が面白かったな」
「お兄さん達の、教え?」
「…詩伊には聞かせられない、悪いこと。ま、実践的な地理とか、いざってときに隠れられる場所とか、女の扱いとか」
「!それで…」
住所を聞いて、わたしのお家まで来れたんだ。
…女性の扱いは、悪い知識だと思うけど。
むぅ、と膨れると、向かいの弥斗さんは笑って、「俺には全部必要な力だった」と言う。



