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「ありがとうございました~」
「これ、お願いします」
店員のお姉さんに会釈して、次のお客さんであるお姉さんと入れ違いにお店を出る。
「可愛い生地が買えてよかった~」
お姉ちゃんはお裁縫が好きだから、きっと喜んでくれるよね?
生地の入ったエコバッグを抱えて、わたしはふんふんと鼻歌混じりに歩いて行った。
帰りもスマホさんで道順を確認していると、「やだもーん!」と幼い女の子の声がして、後ろからどんっと衝撃が。
「わっ!」
「きゃぁっ」
「こら!すみませーん!」
バランスを崩して前によろけると同時に、わたしの手からスマホさんが滑り落ちる。
後ろから聞こえたのは女の子の悲鳴と、そのお母さんの声。
わたしは「っと、と…」とバランスを取り直してから、後ろを振り返った。
「ありがとうございました~」
「これ、お願いします」
店員のお姉さんに会釈して、次のお客さんであるお姉さんと入れ違いにお店を出る。
「可愛い生地が買えてよかった~」
お姉ちゃんはお裁縫が好きだから、きっと喜んでくれるよね?
生地の入ったエコバッグを抱えて、わたしはふんふんと鼻歌混じりに歩いて行った。
帰りもスマホさんで道順を確認していると、「やだもーん!」と幼い女の子の声がして、後ろからどんっと衝撃が。
「わっ!」
「きゃぁっ」
「こら!すみませーん!」
バランスを崩して前によろけると同時に、わたしの手からスマホさんが滑り落ちる。
後ろから聞こえたのは女の子の悲鳴と、そのお母さんの声。
わたしは「っと、と…」とバランスを取り直してから、後ろを振り返った。