「な、な、なんで裸なんですかっ!?」
すぐに両手で熱くなった顔を覆っても、一瞬で目に焼き付いてしまった筋肉質な“肌色”が、まぶたの裏から消えてくれない。
「替えの服がないんだから、当然だろ?」
「あっ、そうだった…!え、えっと、今すぐお母さんのお洋服を…!」
「俺に女物を着ろと?このままでいい」
「よ、よくありませんっ!」
弥斗さんがそのままだと、わたし、一生目を開けられない!
ど、どうしよう…!?
「裸くらい見慣れろ。…いや、詩伊はそこがいいのか?」
あれ、もしかして声が近づいてる!?
と、思ったときには、背中に手が回されて、弥斗さんの方に抱き寄せられていた。
お洋服1枚を隔てて、お風呂上がりのほかほかした体を感じる。
「ひゃぁぁぁ…っ!」
「サービスだ。なんならキスもつけようか?」



