【短】イケメンすぎる大罪人さんを匿っちゃいました…

「生まれつきだ」




振り返った弥斗さんの瞳も、黒より薄いグレーだった。

今まではフードの影に覆われていたから、気付かなかった…。

改めて全身を見ると、銀色の狼さんみたいで、かっこいい…。




「惚れたか?」




弥斗さんは、ふっと笑う。

それにまた胸がドキンとしたのだけど、わたしはぶんぶんと両手を振った。




「そ、そんなっ!わ、わたしに恋なんて、まだまだ…っ」


「否定するとこ、そこかよ。本当、面白いやつ」




目を細めて笑う顔を見ていられなくて、視線を逸らす。

フードがないと、なんというか、破壊力が高まるみたい…っ!


わたしはぎゅっと目を(つむ)りながら、エコバッグを胸に(かか)えて、後ろを向いた。




「わ、わたしはお部屋に荷物を置いてきますっ。弥斗さんはこれから、どうするんですかっ?」