【短】イケメンすぎる大罪人さんを匿っちゃいました…

「それはよかった。じゃ、ひとまずお前ん家でも行くか」


「え!?」


「何人暮らしだ?」




イケメンさんは私に背中を向けて、パトカーさんがいた方とは反対の道に歩いて行く。

わたしは慌ててイケメンさんに付いて行きながら、「1人ですけど」と答えた。




「ふぅん、訳アリか。都合がいい」


「あ、あのっ、どこかに行く前に、交番がどこにあるか教えてもらえませんか?」


「…まだサツにチクるつもりなのか?」


「ち、ちく…?えっと、その。実は、さっきいた場所の排水溝にスマホさんを落としてしまって…」


「“スマホさん”、ね」




振り向いたイケメンさんは、口元に笑みを浮かべるとまた前を向く。




「俺が取れば交番に行く必要はないな?」


「は、はい…イケメンさんが取ってくれるんですか!?」