【短】イケメンすぎる大罪人さんを匿っちゃいました…

「だ、ダメです!悪いことをしたら、お巡りさんにごめんなさいしないと!」


「“お巡りさんにごめんなさい”…ふはっ」




イケメンさんは顔を背けて、肩を震わせながら笑う。


なんで笑うの!?


わたし、面白いことなんて言ってないのに、と頬を膨らませると、イケメンさんは細めた目でわたしを見た。




「お前がムショ勤めになったら入ってもいいな。…なぁ、イケメン罪なんて馬鹿げてると思わないか?」


「え?」


「俺はただ普通に生まれて、普通に生きてるだけだ。それが生まれ持った顔の良し悪しで牢屋に入れなんてさ」


「う…」




言われてみれば、確かに…?


目が泳ぐと、イケメンさんはわたしに一歩近づいて、その手をわたしの頬に添える。




「俺はただ普通に生きたいだけだ。理不尽な世界から抜け出して。…お前は、そんな俺を悪人だと言うのか?」