【短】イケメンすぎる大罪人さんを匿っちゃいました…

ぶわっと、顔が熱くなる。

両手で口を押さえると、わたしから離れたイケメンさんは、ふっと笑って、背中を向けた。




「ま、待ってっ!」


「…なんだ?もう1回して欲しいのか?」




黒いパーカーの裾を掴むと、イケメンさんは振り返る。


も、もう1回なんて…っ!


ぶんぶんと首を横に振って、俯き気味にイケメンさんを見上げる。




「わ、悪い人はお巡りさんのところに連れて行かないと…!」


「…」




イケメンさんは、ぱちりと瞬きをした。

それから、口を押さえる。




「ぷっ…普通、素直に口止めされるだろ…」


「く、口止め…?よく分かりませんけど、一緒に交番まで行きましょう!」


「そんな真っ赤な顔で?…やだね、ムショ暮らしなんてごめんだ」