ぅう、やばい........................っ。



「............っ、そんな目で見ないで、」



琉架くんに
甘い瞳で見られて、視線を晒せなくって。



「.........、やば、ちょっと味見させて」



琉架くんはそう呟くと。



──────ちゅっと。



「ひゃぁ.........やっ」 



音を立てて触れたのは、
──────私が1番弱い耳。



「相変わらず、耳弱いのかわいー、」



琉架くんは、
そう言ってニヤリと笑っている様子。



琉架くんは昔からイジワルで。



ギュッて抱きしめたついでに、
よく、私にいたずらしてきてたから。



今でも、
私の〝弱い〟ところを知ってる琉架くん。