「それと、翠々さんにマンションから出て行くようにおっしゃっていましたが、このまま住まわせてもらえませんか?」
愛想笑いをしていた叔母の目元がヒクヒクとわかりやすく引きつった。
私を蔑み、嫌がらせのように追い出そうとしたことが琉輝さんにバレていると気づいたらしい。
「もちろん! 翠々は私の姪ですもの。だけど結婚したらふたりで新居に移るんでしょう?」
私に金輪際縁を切ると言ったのは大言壮語だったのだろうか。
それよりも、結婚というワードが出たので目を丸くして叔母を見た。
つい最近交際し始めたと琉輝さんが最初に説明したはずなのに、どうしてそういう思考に至るのかとあきれてしまう。
「叔母さん、結婚は……」
「あら、しないの?」
「僕はいずれしたいと考えています。しかし翠々さんは社会人になったばかりなので、折を見て」
琉輝さんの力強い言葉に、私だけでなく叔母までうっとりとしていた。
なんだか間接的にプロポーズされたような気持ちになって、私の顔にどんどん熱が集まってくる。
すべて円滑に話が終わり、私と琉輝さんは叔父の家をあとにした。
カフェで私にアイスコーヒーを浴びせるくらい激怒していた叔母が、最後は笑顔で見送ってくれるなんて。
これまでと態度をガラリと変えた完全なる手の平返しだ。
『俺が翠々の力になる。任せろ』
『翠々にとって身内と呼べるのは叔母さんだけだろ? なんとか関係を修復出来たらいいな』
大丈夫だと琉輝さんが言ってくれたとおりになった。
彼がいなかったら、私は叔母から本当に縁を切られていたと思う。
愛想笑いをしていた叔母の目元がヒクヒクとわかりやすく引きつった。
私を蔑み、嫌がらせのように追い出そうとしたことが琉輝さんにバレていると気づいたらしい。
「もちろん! 翠々は私の姪ですもの。だけど結婚したらふたりで新居に移るんでしょう?」
私に金輪際縁を切ると言ったのは大言壮語だったのだろうか。
それよりも、結婚というワードが出たので目を丸くして叔母を見た。
つい最近交際し始めたと琉輝さんが最初に説明したはずなのに、どうしてそういう思考に至るのかとあきれてしまう。
「叔母さん、結婚は……」
「あら、しないの?」
「僕はいずれしたいと考えています。しかし翠々さんは社会人になったばかりなので、折を見て」
琉輝さんの力強い言葉に、私だけでなく叔母までうっとりとしていた。
なんだか間接的にプロポーズされたような気持ちになって、私の顔にどんどん熱が集まってくる。
すべて円滑に話が終わり、私と琉輝さんは叔父の家をあとにした。
カフェで私にアイスコーヒーを浴びせるくらい激怒していた叔母が、最後は笑顔で見送ってくれるなんて。
これまでと態度をガラリと変えた完全なる手の平返しだ。
『俺が翠々の力になる。任せろ』
『翠々にとって身内と呼べるのは叔母さんだけだろ? なんとか関係を修復出来たらいいな』
大丈夫だと琉輝さんが言ってくれたとおりになった。
彼がいなかったら、私は叔母から本当に縁を切られていたと思う。



