「ま、本人が自覚してなきゃ意味ないけどな」

「なにー? なんの話?」

「何でもない。っていうか純弥。明日、本当に病院を抜け出すなよ? 分かったな?」

「はいは~い」



残念そうに笑う純弥を見て、「釘もさしたし一応大丈夫か」と安心した俺。

けど翌日、



「伊織、ヤッホー!」

「なんでココにいるんだよ!」



ハロウィンパーティーに行くため、ガッツリ病院を抜け出していた純弥と、駅のホームで出会うのだった。



*伊織*end


(ハロウィンパーティーのお話しは『総長たちによる彼女のためのハロウィンパーティー(短)』で読むことができます♡)