「(……へぇ)」
最強ランキング一位ともあろう男が、普通の男子高校生の顔をするんだな――なんて。そんなことを思った。
かと思えば、「これ」と。
春風から、何かを渡される。
それは――
「お金?」
「さっき美月たちに渡したんだろ?」
「でも……」
「いいから、とっておけ。後輩におごらせるわけには、いかないからな」
さっきお店でおいてきたお金より、多い額。こういう部分からも、春風が数多の暴走族から好かれ【月光】がぐんぐん巨大化する理由が垣間見える。
「……あれ?」
お金を受け取った(正確には手の中にねじりこまれた)時、お金と一緒に「何か」が手に転がり込む。
それは……



