静穏総長も、時には激しく愛したい



「あなたの名前……”ひかり”って、どうかな?」



すると男の子は動きを止め、私を見る。



「――ひかり?」

「あなたの人生がステキなものになって、あなたの目がキラキラ輝きますようにって……そういう意味をこめて、ひかり」

「――ステキ、キラキラ……」



男の子は、スッと拳を降ろした。

その様子を見た春風さんから、ピリッとした鋭いオーラが途切れたのが分かる。いざという時のために、ちゃんと警戒してくれてたんだ……。



「何してるんだ! 早く俺を助けろ! こんなに血が出てるだろうが!」

「――……出来ません」

「あぁ!?」



夜野さんに踏まれながら、夕暮は声をあげる。すると男の子は私たちを隠すように立つ位置を変え、夕暮を見下ろした。