雪璃(せつ)の笑った顔、久しぶりに見たけどやっぱり綺麗だな」


「なっ……」


「もっと見せろよ」


「ちょ……やっ」


「雪璃、愛してるぞ」


「私も雷雨(らいう)様のことが好きです。……んっ」


「ありがとな」


いつの間にか髪ゴムをほどかれていた。


「下ろした姿、この前は見れなかったから」


「雷雨様が望むなら、いつでも下ろしますよ」


「それなら次はベッドの上で頼んでもいいか?」


「考えておきます」


「雪璃は素直じゃないな」


「そういうところも含めて愛してくれるんでしょう?」


「そうだな。少しだけ自信がついた雪璃も新鮮でもっと好きになった」