余命宣告された私が出会ったのは、キスで寿命を伸ばすことのできる人でした。

けれど、萌にとっては学校へ行く必要はもうないのだからと、言われている気分になってしまった。


「本当に大丈夫だから」


萌は無理に笑顔を作り、制服に袖を通したのだった。