『しかしそれも、こんな意気地なしを引いたせいで台無しになったけどね』
『……そんな勝手な』
不満を漏らす紙安の目の前でステイシアは爪を噛む。
『勝手なんて承知。もっと頼りになる奴が来てくれるのを期待してたけど……こっちはそう何度も繰り返せる術じゃないし、どのみちあたしは力を使い過ぎて、もうあの体をまとも動かすこともできるかどうか。だからお前に任せるしか無いし、そっちだって死にたくなけりゃうまく生き延びる道を探すしかないのよ』
『う~ん……』
正直、この偉そうな態度にはむっとした。だが切迫したステイシアの瞳はつらそうで、真剣にリューグの身を案じていることが窺えた。
紙安だってできるならもう少し生きていたいし、推しの命も救えるものなら救いたい。
方法は全く見えてこないけれど、やるしかない。
せめて、詳しい情報を……。
そう思ったところで、聞き出す前にステイシアの身体が足元から揺らぎ始め、闇に解けてゆく。
『時間か……わかったわね!? 後数回の繰り返しで絶対、お兄様を助ける方法を見つけなさい!』
『待って! まだ聞かなきゃいけないことが……』
『……そんな勝手な』
不満を漏らす紙安の目の前でステイシアは爪を噛む。
『勝手なんて承知。もっと頼りになる奴が来てくれるのを期待してたけど……こっちはそう何度も繰り返せる術じゃないし、どのみちあたしは力を使い過ぎて、もうあの体をまとも動かすこともできるかどうか。だからお前に任せるしか無いし、そっちだって死にたくなけりゃうまく生き延びる道を探すしかないのよ』
『う~ん……』
正直、この偉そうな態度にはむっとした。だが切迫したステイシアの瞳はつらそうで、真剣にリューグの身を案じていることが窺えた。
紙安だってできるならもう少し生きていたいし、推しの命も救えるものなら救いたい。
方法は全く見えてこないけれど、やるしかない。
せめて、詳しい情報を……。
そう思ったところで、聞き出す前にステイシアの身体が足元から揺らぎ始め、闇に解けてゆく。
『時間か……わかったわね!? 後数回の繰り返しで絶対、お兄様を助ける方法を見つけなさい!』
『待って! まだ聞かなきゃいけないことが……』



