「さすが、生吹には敵わないね」
そしてピニャータで楽しむ者たちを見ながら、生吹と純弥は、秘密の会話を続ける。
「実はね――」
そんなこんなで。
全員が袋を叩き終わった後は、もう袋の中に飴は残っていなかった。
蒼羽の家にハートの飴を残す訳にもいかないので、皆で必死に飴を探す。
そして、何とか全部を回収。
「ふあー、結構あったね」
「ってお前が買ったんだろ、純弥」
「へへ〜!」
そろそろ会もお開きか?と思っていた時、美月が純弥の元へ駆け寄った。
「純弥先輩、これ!」
「ん?ハートの飴?どうしたの、こんなに」
拾った飴を、素早くラッピングしたらしい。美月は純弥に、可愛い袋に入れて飴を渡した。



