「美月、口を開けて?」 「あ、……〜っ」 その言葉だけで、顔を更に赤くした美月。 二人の間に漂う温かな空気が、なぜか背徳感を連れてきて……キュっと。美月は眉を下げる。 目じりには涙が浮かび、なぜか少し着崩れたドレスは、美月を更に綺麗に見せた。 「――っ」 もちろん、そんな美月の顔を見てスイッチが入ってしまった生吹。 ここは蒼羽の部屋だと分かってはいたのだけど、つい……美月の腰に、太ももに。手がのびる。 「美月……」 「~っ、あっ」 だけど、その時だった。