キスしたい――なんて言葉は、顔を赤くした美月には届かない。
キスする手前で、既にいっぱいいっぱいになった彼女を、生吹は「ふっ」と目を細めて見た。
「付き合って二年になるけど、まだ慣れない?」
「い、生吹くんが……カッコよすぎるからっ」
「ふふ」
付き合い始める前に、お互いにペアで送り合ったネックレスとブレスレット。それらがカチャと音がするまで、二人はゆっくり近づく。
そして――
「美月、好き」
「んっ」
ちゅっ、と。初めは唇が触れるだけのキス。
「もっと」
「あ、ぅ……っ」
次は、唇を丸ごと食べるようなキス。
そして、最後は――



