ヤバい、このままだと「お仕置き」の流れだと直感し、彼女の体にしっとりと冷や汗が浮き出る。


と同時に、チラリと、窓の外へ目をやる。


現在、朝の九時。

お日様さんさんの、とってもいい天気。


こんな明るいうちからベッドに押し倒されるなんて……なんというか、ダメに決まってる。



「こ、この部屋の隣に、優利がいるって忘れたの? 朝早くからケンカするのやめようよ」

「これから起こる事を”ケンカ”なんて言わないの、怒るよ」

「んっ!」



蒼羽は明里に近づき、そして軽くキスを落とす。


そして軽いキスを何度も何度も繰り返され、酸素が薄くなってきた頃。蒼羽は口を離した。


そして――「知ってるよ」と。不敵な笑みを浮かべる。