「キスして、明里」 「へ!? なんで今!?」 「今だからだよ」 ちょっと怒ったような蒼羽に、混乱する明里。 だけど、この人はいつも不意に「大胆」だったと思い出す。 「ちゅっ、のやつでいい?」 「ダメ。長くて深いやつ」 「……~っ、もう」 大胆モードの蒼羽に、明里はなすすべなく。 生吹から貰ったメールも忘れ、蒼羽の唇へと近づくのだった。