「おい、俺に隠してることあるだろ?」 「え?ないけど…」 「あるよな?」 「だからないってば! しかも、これなに解いてよ」 私、花森うさぎ大変な事になっております。 何が大変って、理王が帰ってくるなりすぐにベッドに座らされる。 なんだろと思って彼を見つめてたら、制服のネクタイを外して気づけば私の両手を胸のあたりで縛られていて… 「こうでもしないと逃げるだろ」 「それは…」 そう、逃げる。 確かに私は隠し事をしてる。 麻衣と放課後に遊んだ数週間後に異変が起きた。