子兎さんは俺様総長のお気に入り




「話したいことが山程あって、どこから手をつけていいかわからないからまず、結論から言うね」




昨日るんるんで部屋に戻って、寝て次の日の放課後。



人気のあるカフェに行く予定だったんだけど、話の内容的にガヤガヤしているところだと話しにくいから、落ち着いた大人っぽいカフェの席に着いたところ。




「え、そんなに溜まってたの?」



ブレザーを脱ぎながらギョッとした顔で私を見つめる麻衣。




「ごめん。私、一人暮らしじゃなくなって、島崎理王と同居してるの……」




「ああ、島崎理王と同居ね。
ま、うさぎ可愛いからその方が安心だわ」




「…………」





「うさぎ、ごめん。もう1回言って?」





「えっと、島崎理王と同居してます」




あ、麻衣が固まっちゃった。
やっぱり結論からじゃなくてもうちょっと話してからの方が良かったかな?



でも、それだと最初から話さないと今に繋がらないし。