子兎さんは俺様総長のお気に入り



***



それから数日経った帰りのことだった。


珍しく理王と一緒に家へ帰る道中に、ピカピカの黒いベンツが私たちの前に止まったのだ。


出てきたのは、サングラスをかけ黒いスーツを身にまとった男が3人。



「理王ぼっちゃん、花森様と一緒に至急、本社へご同行願います」



「うさぎは関係ないだろ」



「いえ、ご同行願います」



理王の会社関係の人たちなのかな…?

それにしては、理王が明らかに拒絶しているようにも見えるけど…



「理王、私はいいよ。一緒に行く」



「…俺から絶対離れるなよ」



ぎゅっと私の手を強く握った。


その手は怒りなのか少しだけ震えていて、前に理王が言っていたことを思い出す。