「あれ、うさぎちゃん!?と、麻衣ちゃんどうしたの?」
「私から説明するので、理王さまのところにうさぎをお願いします」
「このまま屋上に連れて行っちゃうね!あと、湊をこっちに連れてくる」
屋上へ行く階段のところで、健太くんがいてそのまま健太くんに引き渡される。
俯く私に何も言わずに手を引いて。
重い屋上の扉を健太くんは、軽々開けた。
「湊、階段で麻衣ちゃん待ってるから行ってあげて!で、理王にはうさぎちゃんね」
「健太、これはどーゆー状況?」
「説明は後!俺も一緒に麻衣ちゃんのこと行くから」
そう言って、健太くんは私を理王の前へ連れていくと、湊さんの腕を引っ張って来た道を戻って行く。
理王は何も言わずに私を抱き寄せた。
着崩された制服のシャツに、大きなシミをつくってしまった自覚がある。
「…ごめん理王、制服汚しちゃった」
「んなの今はどうでもいい。みり愛か?」
彼女が来た次の日、つまり今日異変があったけど証拠がない。
絶対に早川さんがやったと言いきれない。


