子兎さんは俺様総長のお気に入り



目を輝かせるお母さんは、腰を抜かすどころか乙女になってきゃーうさぎの彼氏かっこいいって目がハートになってる…。



実家に連れてきたはいいけど花森家、結構ぶっ飛んでるって思われたら嫌すぎる。




「お母さん、言っておくけど顔で選んだんじゃないからね?」




「わかってる。ちゃんと惹かれる魅力があったんでしょ?お母さんも話してくる」




だ、大丈夫かな?絶対質問攻めにあう気がするけど…。
麻衣も私の部屋で待ってるからまた少ししたら様子を見に行こう。





「うさぎの家族って楽しくていいね」



「そう?でも確かに今考えたら楽しくて、反抗期なんてなかったかも」



「うん、うさぎは反抗期なさそう。明るくて、話しやすくて、いつも真っ直ぐだから。
私ね、うさぎに話しかけて良かったって、一番に友達になれて良かったっていつも思うよ」




「麻衣〜そんなふうに思ってくれて嬉しい…!私も麻衣にはいつも感謝してるよ。あの時声掛けてくれありがとう」




同じ布団で私たちは抱き合って眠りについた。
理王が質問攻めにあっているのなんてすっかり忘れて。