外に戻ると麻衣達はまだ葉っぱと戯れていて、すっかり黒龍の皆と仲良くなってて安心する。
「今日BBQだって〜!」
「え!最高!」
満面の笑みでスキップしてくる健太くんに思わず笑ってしまう。
やっぱ弟みたいなんだよな〜って。
みんなで準備してわいわい食べて…
湊さんはみんなの中心にいて、お肉を焼いてくれて、
健太くんはリスが冬眠する時みたいに頬パンパンにお肉を詰め込んでいて、
大翔は野菜が苦手らしくて皆に笑われてた。
麻衣は蓮さんに口説かれてて、私が慌てて止めに入って理王はみんなの光景を静かに見守ってた。
それからしばらくして部屋に戻り、お風呂入ったりと寝る支度をした。
麻衣は私の部屋で、男性陣は使っていない部屋に川の字に布団を敷いて。
その頃には、お父さんもお母さんも帰ってきて久しぶりに元気な顔を見ることができた。


