子兎さんは俺様総長のお気に入り



ダークネスとの抗争から数週間が経ち、私の日常に平穏が訪れた。



色々あった1学期も終了し、明日から夏休みに突入しようとしている。




抗争後、麻衣が理王たちに会って私のいる場所を教えてくれたらしい。
あれ以来、私たちの友情は更に深まったと私は思ってる。



そして変わったことは、あれ以来授業中に理王の呼び出しはなく、驚くほど心配性になった。



元々、心配してくれてたけど更に。
帰れば今日は大丈夫だったかとか、出かければ一緒に来て、麻衣遊ぶ時も送り迎えは必ずしてくれる。



おかげで嫌がらせもすっかりなくなって、休み時間に呼ばれれば黒龍の溜まり場である屋上にも顔を出し、今も向かっている最中。




「うわ、あっついね〜、皆飲み物飲んでる?」



重い屋上の扉を開けると紫外線をもろ浴びて、風もないモワッとした空気が身体を包む。




「うさぎちゃん待ってたよ!」



「ちょうど俺アイス持ってきてたからうさぎちゃんも食べよーよ!」




いつも私を最初にお出迎えしてくれる蓮さんと、今日はアイスも一緒に差し出してくれる健太くん。




「え、私のもあるの!?嬉しいありがとう!」




「うさぎちゃんアイス好きだもんね」




そう、その通り実は私アイスが大好物。
実家の時は、すぐにアイスを買いに行ける場所がなくて食べれなかったけど今は冷蔵庫に必ず5個はストックしてる。



たまに買い忘れてると、理王がこっそり買って入れてくれてる。

休みの日はお風呂上がりに一緒にアイスを食べて、バニラかビターチョコで争うのが日常茶飯事だ。



ちなみに私はダントツのバニラです。