子兎さんは俺様総長のお気に入り



「やったー!ほんとに正式にうさぎ(ちゃん)(さん)が姫になったんだ」



今まで2人の世界に入ってたから周りに、幹部の人たち、そのほかの仲間がいた事忘れてた…!


大歓声に驚いて身体がビクッと反応してしまう。



相変わらずみんな元気で大きな声…。



「黒龍にとってうさぎちゃんは“運命の女”だよ」



「俺たちはずっとうさぎさんのファンで、ファンクラブにも入会してます」



「俺も俺も!可愛いうさぎさんが姫になってくれて嬉しいっす!」



んんん!?
なんか色々と情報量が多すぎてキャパオーバー寸前だけど、わかるのは私も仲間として歓迎されてること…?


頭の上にはてなマークが飛び散っている。




「ねえ、理王。色々追いついていけないけどさっき健太くんが言ってた“運命の女”てなに?」




「ああ、黒龍の総長は必ず何があっても命を懸けて守る“運命の女”を探して次の総長に受け継がなければならない。それが全国No.1を維持する秘訣らしい。

俺はその引き継ぎができそうにねえから断ってたけど、先代が聞かなくてな。
結果的には、なって良かったよ。大切な守りたい女と出会えたから」




「……っ!」