私は肩に回された手を振りほどいて、その場を去ろうとした。 「あーあ、大人しくしてくれてたら良かったのに。 手荒な真似になるが許せ。」 「ちょっと....!」 急に声色が変わった。 後ろから私の手を掴み、人気のない所まで連れていかれる。 そこには、何人もの不良達がいて....。 1番奥には、只者ではないオーラを放っている人がいる。 「手離して!」 振りほどいて金髪男と距離をとる。 「気が強い女は嫌いじゃないよ。」