「みんな…っ!」
「おい、うさぎ。
ほんとにお前はじゃじゃ馬だな」
「なっ!今この状況でそんなこと言う!?」
「ふっ…、それだけ元気があれば大丈夫だな。
すぐに助けるから大人しく待ってろ」
その言葉が合図だったのか、一気にダークネスの人達に攻め込む。
みんなが喧嘩してるところ見たことなかったから、1人1人の動きが目に焼き付く。
相手の拳を交わして確実に急所を突いて…
私の身体に腕をまわした彼の手に力が少し入るのがわかった。
「さすが全国NO.1の黒龍だね。
でも、それ以上動いたら子兎さんが…ね?」
「ちょっと!卑怯よ!」
いつの間にか彼の手にはナイフが握られていて、私の首元に向ける。


