「こんなことに巻き込んで本当にごめんね。
怖かったよね?ちゃんと歩ける?」
「私、こそごめん。友達なのに何も出来なくて…
さっきよりかは足に力が入る」
「麻衣…私、色々考えて理王が好きな事に気づいちゃったの。
でも、私がダークネスの姫ということが広がれば、周りからは黒龍の姫が裏切った事になって彼のイメージが悪くなる。
だから、私を見捨ててここへの場所へは助けに来ないでって理王に伝えてほしい」
今まで自分で何一つ解決出来なくて、巻き込んだ。
これ以上お荷物になりたくない。
お願いと震える麻衣の手を両手包み込みギュッと握る。
「できないよ…。私を守ってくれるためなのに」
「時間だ。女、来い」
泉海斗ではない別の男が私達の間に入って、麻衣を外へと出す。
「麻衣、お願いね」
それだけ叫んで、背中を見送った。
これで…助けられたんだと思うと今までの緊張が解けてへなぁっと力が抜ける。


