【番外編】甘くて危険な彼氏 (出会い)




あれからどれだけ経ったのだろう。



目の前には通り過ぎていく靴。

自分は地面に倒れていることがわかった。



路地で倒れている俺に誰も声をかけない

ここはそういう街だ。



「、」

怠い


体が重くて起き上がれない。



はぁ、

もう、どうでいいや。


このまま此処で斃ってもいい。







「あの、大丈夫ですか、?」


「あのー、」



遠くで声が聞こえる気がした。





うざい。


どうせ汚い女が話しかけてきたのんだろう。


はぁ、家に帰りたくないけど、こんなところにいるわけにも行かないし


起きないと。

あーだるい


店の壁に凭れかかり座るようにして体を起こした。



すると、

焦点の合わない視界で捉えたのは


は、?



数時間前に見かけた女だった。