「しっかりしろよ。」 ふぅー 深呼吸をした。 そして、不安そうに見つめてくる彼女の瞳を捉えた。 「ふたりでちょっと話せる?」 「うん」 落ち着いて話せるように、俺たちは屋上に繋がる階段に移動した。 今は放課後で、あらゆる所から部活の音が聞こえてきていた。 中庭は人が来そうだったからここを選んだ。 階段に並んで腰掛けると、美術の時間を思い出した。 「なんか、こうしてると美術の時間を思い出すね。」 「俺も、同じこと考えてた」 「ふふっ」 あーー、やっぱ可愛いな