【番外編】甘くて危険な彼氏 (出会い)




廉side



「あ、青萩くん、」


控えめな声で消えてしまいそうな声で呼ばれた名前。


俺の大好きな声。


でも、いつも元気で明るい声は、今は酷く寂しそうに震えていた。




ああ


こんな、なんでっ、

なんで、

そんな顔、させたかったんじゃないっ



可愛い。可愛い花崎さん。


でもっ、もう俺だけのものにはならない。



「あの、ね、私」



震える唇。柔らかそうなその唇の感触をアイツは知っているんだろうか。


はぁっ、はぁ、



「おい、廉!」


大輝に肩を叩かれハッとした。