人気のないところを探して歩いたら、綺麗な桜が目に入った。 キャンバスに鉛筆をすーっと走らせる。この音が時間が好き。 線を何本も重ねていると ザクッ 反射的に音のしたほうに目を向けると 「ぇ、、、れ、青萩くん?」 廉くんと呼びそうになったことに気づかれてはいないだろうか。 そこから関わりが増えて、よく話すようになった。 青萩くんと過ごす時間は楽しくて、また会えたことが嬉しかった。 でも、青萩くんは私のこと覚えてないみたいだった。